熱戦が繰り広げられている東京パラリンピック。
女子陸上選手の中西麻耶さんは、メダル候補と期待されています。
そんな中西麻耶さん、過去にはつらい大けがを経験していました。
しかし、競技人生を諦めずにトレーニングを重ね、東京パラリンピックの日本代表選手に選出されました。
今回は、パラ陸上選手の中西麻耶さんをご紹介します！
中西麻耶の経歴
中西麻耶さんは、1985年6月3日大阪市で誕生、大分県由布市に移住しました。
高校時代はソフトテニスの選手として、インターハイや国体に出場。
高校卒業後は、社会人となって働いていましたが、2008年地元開催となる国体への出場を目指して、テニス競技に復帰。
ところが、2006年仕事中の事故で右足の切断を余儀なくされます。
義足でのソフトテニスを断念し、陸上競技に転向しました。
中西麻耶の成績
2008年、ジャパンパラリンピック陸上競技大会で100ｍ・200ｍの日本新記録を樹立。
北京パラリンピック日本代表に選出され、100ｍで6位、200ｍで4位の成績を残しました。
練習拠点を、サンディエゴに移しトレーニングを続けた結果、2009年走り幅跳びの日本新記録を達成しました。
2012年ロンドンパラリンピックは、100ｍ・200ｍ・走り幅跳びで出場。
2016年リオデジャネイロパラリンピックに、100ｍ・走り幅跳び出場。
2017年世界パラ陸上競技選手権大会で、走り幅跳び3位となり初のメダルを獲得しました。
2019年同大会で、走り幅跳び優勝の快挙を成し遂げ、2020東京パラリンピック内定。
中西麻耶の学歴
大分県別府市にある明豊高校の出身です。
ソフトテニスの強豪校で、インターハイや国体にも多数出場しています。
スポーツ推薦で強豪中学校の生徒が入学する中、中西さんは高校のコーチに直談判したそうです。
無名の中学校から入ったため、人一倍練習に励み、1年でレギュラーを勝ち取りました。
卒業後は働いているので、大学には進学していないようですね。
中西麻耶の【家族】
中西麻耶さんは、父親・母親・兄・妹の5人家族です。
父親の清人さんは、大阪でサラリーマンをしていましたが、大分に移住しシイタケ栽培を始めました。
母親のみどりさんは、義足になって落ち込んでいる麻耶さんを励まし、支えてきました。
前向きになれたのは、みどりさんの存在が大きかったのですね。
お兄さんは、麻耶さんの怪我がきっかけで医師になったのだそうです。
妹さんは、結婚して息子がいるようです。
麻耶さんも子供が大好きで、甥っ子を可愛がっているそうですよ！
中西麻耶の恋人 旦那
中西麻耶さんは、現在も独身のようですね。
恋人についても、情報がなく不明でした。
中西麻耶の事故
地元で開催される国体出場を目指して、ソフトテニス競技に復帰した中西麻耶さん。
その年、人生を変えるほどの大怪我を負ってしまいました。
当時21歳の中西麻耶さんは、塗装工の仕事中に鉄骨が崩れ、右足を直撃しました。
すぐに病院に運ばれましたが、医師から告げられたのは、切断か・接合か。
接合すれば、日常生活には支障がないかもしれません。
しかし、スポーツ選手として復帰するのは厳しいでしょう。
中西麻耶さんが選択したのは、切断…
両親が大反対する中で、「国体に出たい」という一心で切断を選んだのです。
とはいえ、すぐに義足に慣れるわけがなく、リハビリに専念。
トレーニングの過程で、陸上競技と出会いました。
競技用の義足でトレーニングを続け、陸上選手としてパラリンピックに出場するようになりました。
中西麻耶のカレンダー
中西麻耶さんは、2012年にカレンダーを発売していました。
鍛えられた筋肉や腹筋が印象的なカレンダーですが、なぜ発売したのでしょうか？
そこには、パラリンピック選手の過酷な実情を知ってほしいという願いがあったのです。
実力があるのに、お金がないという理由でパラリンピックに出られない状況を知ってほしいと語っていました。
障害者となり、パラリンピックの世界に飛び込んだ中西さんには、風当たりも強かったそうです。
前向きに生きる彼女に、障害者らしい振る舞いを求める声も多かったようです。
カレンダーを出した後も、批判的な声は続き、競技から離れてしまいました。
コーチの支えもあり再び競技に戻り、パラリンピック陸上選手として、復活しました。
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東京パラリンピック2020
女子走幅跳 T64 ６位入賞おめでとうございます！
本校でも講演をしてくれました。
別の日、大分市営陸上競技場で幅跳の部員にアドバイスくれて、「私の練習道具勝手に使っていいよ」とまで言ってくれた中西さん。尊敬できるアスリートです。#中西麻耶 pic.twitter.com/qWUeLvAN7V— funaitei2 (@funaitei2) August 28, 2021
中西麻耶選手、お疲れ様でした。 #Tokyo2020 /東京２０２０パラリンピック◇陸上 男子４００ｍ Ｔ１１・予選ほか（中継） https://t.co/TJuSThg6WI
— 「なちゅら」ルに恋したい (@iinanamimi) August 28, 2021
#中西麻耶 選手
期待に応えられなかった…
そんな事はないです。
色んな困難を跳ねのけて、更なる高みへと挑戦する姿勢…
本当にスゴイです👏
今回の結果は、次の戦いへの伸びしろ…です。#高桑早生 選手も👏お二人ともおつかれさまでした😊
これからの活躍も応援しています📣#パラ陸上競技— アナログ蓮子 (@PGF_Rio0317) August 28, 2021
まとめ
壮絶な競技人生を送ってきた中西麻耶さん。
突然、義足での生活を余儀なくされるなんて、想像できないですよね…
それでも、スポーツを諦めない姿勢は、多くの人を勇気づけていると思います。
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