サラダ油の開封後の賞味期限切れはいつまで使える?腐るとどうなるの?
家庭に必ず一つはあるサラダ油。ほとんどの料理に使用しますね。
あまり料理をしないからといってミニサイズを買ってもコストを考えると高くついてしまうし、大きいサイズだと開封してもなかなか使いきれなかったりしますよね。
そんな時ふとサラダ油の賞味期限はどのくらいなんだろう?そもそも油って腐るの?と考えることがあります。
そこで今回は、賞味期限が過ぎた油っていつまで使えるの?油って腐るとどうなるの?という疑問について解決していきたいと思います。
サラダ油の開封後の賞味期限切れはいつまで使える?
まずはサラダ油の賞味期限はどのくらいなんでしょうか。
実は、油が保存されている容器によって賞味期限が分かれているんです。
ほとんどのご家庭にあるのはプラスチック製の容器に入っているサラダ油だと思います。
これは、賞味期限が製造後1年となっています。
他には、紙容器、ビン(色付き)、缶に入っている油もあります。
その場合は、賞味期限が製造後2年となっています。
透明のビンに入っている場合は、製造後1年半となっています。
入っている容器によって賞味期限が違うということは知りませんでした。
なぜ容器によって賞味期限が違うのかといいますと、油は光と空気を通すことによって酸化しやすくなってしまいます。
プラスチックの容器は、この光と空気を通しやすい性質を持っているため賞味期限がほかの容器よりも短くなっているのです。
缶や色付きのビンは、光と空気を通さない性質のため賞味期限が一番長く2年となっています。
透明のビンは空気は遮断しますが、光を通してしまう性質のため賞味期限がやや短く1年半となっているのです。
ここまでは開封前の賞味期限です。では、開封後の賞味期限はどうなんでしょうか。
油は開封したとたんに、空気や光の影響を受け酸化が始まります。
そのため、開封後の賞味期限は2か月となっています。
この場合は開封しているので容器に関係なく2か月です。
使用後はしっかりとふたを閉め光が入らないように冷暗所に保管しましょう。
意外に早いんだなという印象です。
サラダ油が腐るとどうなるの?
開封後の賞味期限は2か月と短いことがわかりました。
開封後の賞味期限が2か月とは知らなかったので普通に使ってしまっていましたが、そもそも油って腐るのでしょうか?
油が腐るとどうなるのでしょうか。
実は、油は基本的に腐ることはないそうです。
ですが、前述したとおり光や空気が原因で品質が劣化してしまうことがあります。
油は、腐りはしないですが劣化=酸化してしまうことが問題のようです。
では、酸化するとどのようになるのでしょうか。
色
容器から注ぐときにわかる色です。
劣化すると茶色や黒っぽく変化していきます。
料理に使うときに一番わかりやすいと思うので色がいつもと違ければ注意しましょう。
匂い
油は普通は臭いはしませんよね。
ですが、劣化した油は、ガソリンのようなツンと鼻にくる臭いがします。
他には、油を使ったときに粘り気があったり、油から煙が出たり、泡立っているときは劣化が進んでいますので使わないようにしましょう。
サラダ油の捨て方は?
揚げ物などで油を多めに使ったときは油の処分が大変ですよね。
油はどのように処分していますか?
キッチンペーパーに吸わせたり牛乳パックに入れたり自治体にもっていく方法もありますが、どれが正しい捨て方なんでしょうか。
まず絶対にしてはいけない捨て方は、排水溝にそのまま流してしまうことです。
排水溝にそのまま流してしまうとどうなるのでしょうか。
油は、温度が低くなると固まります。そのため、排水溝に流すと排水管の中で冷えて固まってしまいます。
それが蓄積すると排水溝のつまりの原因や悪臭の原因となります。
また、環境にも悪影響となりますので絶対にやめましょう。
では、どのように処理するのが正しいのでしょうか。
サラダ油をキッチンペーパーや新聞紙に吸わせる
油が冷めてから新聞紙やキッチンペーパーで吸い取りましょう。
サラダ油をポリ袋や牛乳パックに入れる。
ポリ袋や牛乳パックにキッチンペーパーや新聞紙をいれて油を捨てましょう。
発火する危険があるため、必ず油は冷めてから、キッチンペーパーや新聞紙は濡らしておきましょう。
油が漏れないように牛乳パックの口やポリ袋の口はきちんと閉めてから捨てましょう。
サラダ油を自治体のリサイクルにもっていく
自治体によっては使用済みの油をリサイクルするため回収しているところもあります。
リサイクルしてバイオディーゼル燃料などになるみたいですよ。
自治体から指定を受けているスーパーなどで回収しているようなので確認してみてください。
その際は、固形物を取り除き油をきちんと冷ましてからペットボトルなどに油を入れて持っていくといいですよ。
凝固剤でサラダ油を固める
スーパーなどで売っている凝固剤を使用します。
凝固剤を使うときは、油が熱いうちに凝固剤を入れて1時間ほど放置すると油が固まっています。
固まった油はフライパンからはがしてそのままごみとして捨てましょう。
まとめ
サラダ油の賞味期限や捨て方などについて詳しくみていきました。
開封後は賞味期限が2か月と意外に短くてびっくりしました。
サラダ油は結構な量が入っているのでなかなか2か月で使い切るのは難しいですよね。
他にも、油が入っている容器のよっても賞味期限が違うことがわかりましたね。
値上げラッシュの中、4月からは油も値上げするそうです。
毎日の料理に欠かせない油ですから、値上げ前に買いだめしておこうと思う方も多いと思います。
プラスチック容器の油の賞味期限は製造後1年なので買いだめしておいて賞味期限が切れてしまった!なんてならないように容器の違いによる賞味期限も気にしながらお得に買い物したいですね。
油を捨てる方法はいろいろありますが、リサイクルできるのはいいですね。
めんどくさいからと間違っても排水溝にそのまま流してしまうなんてことはせず、きちんと処理しましょう。
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