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うなぎが高い理由は何?いつから高くなったのか調べてみた

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うなぎ たべもの
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うなぎって高いですよね。

他のお魚と比べても高級なイメージ・・・

どうしてそんなに高いのでしょうか?いつから高くなったのでしょう。

天然うなぎと養殖うなぎのちがい、国産と中国産との違いなど、

そんなうなぎについて調べてみました。

 

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うなぎが高い理由は何?

うなぎ

うなぎが高いのは漁獲量が年々減少しているからです。

需要の多さに配給が間に合っていないからです。

国産に限らず、輸入うなぎもありますがヨーロッパうなぎ原産国の国々は、減少するヨーロッパうなぎの絶滅を避けるためにアジア各国に輸入規制をかけました。

このことからうなぎの価格が高騰してしまったのですが、うなぎが絶滅してしまっては困るのでこの対応は仕方がないと言えます。

うなぎの完全養殖も話題に上がることがあるのですが、こちらはコストが高くなってしまうので今のところ産業化のメドはたっていないのが現状です。

 

うなぎはいつから高くなったの?

うなぎは江戸時代、労働者の食べ物としてぶつ切りにしたうなぎを串に刺して焼いたものを食べていました。

その頃はそばと変わらない値段だったと言います。

その後濃口醤油が開発されたことでうなぎをタレで味付けして食べるようになり、その後今のようなうなぎの開きにタレをつけて焼くスタイルになりました。

江戸時代のうなぎの蒲焼きは一皿200文ほど。

これは今の金額に直すと4000円ほどになります。

江戸時代は大規模な干拓によってうなぎの生息場所がたくさんありました。

漁獲量はあったのに高かったのはうなぎを大量に捕る技術がなかったこと、また職人がひとつひとつ手間をかけて焼くため人件費がかかるからと思われます。

うなぎが安い時期ってあったの?

ではうなぎが安い時期ってあったのでしょうか。

1973年から2012年まで10年ごとのうなぎの価格についてのデータを見てみると、1983年は100gあたり800円台、1993年と2003年は500円台となっています。

天然のうなぎの漁獲量は1970年代頃から減少してきているのですが、シラスウナギの養殖技術が発達したことでうなぎの大量生産、安定供給が実現するようになりました。

1980年代から台湾でも日本向けのうなぎの養殖が始まり、1990年代にはヨーロッパうなぎのシラスを中国で養殖し日本に輸出するようにもなりました。

これにより日本に低価格な養殖のうなぎがたくさん入ってくるようになりました。

2000年前後には日本へのうなぎの配給量は16万トンにもおよび、うなぎの価格は暴落したとされています。

また養殖によってうなぎの大きさも揃ってきたことから調理する際に機械で大量に処理できるようになったことも価格低下の要因となりました。

 

うなぎの養殖は河口でまとめて捕獲したシラスウナギを成魚まで飼育するのですが、そのシラスも取り過ぎては減ってきてしまいます。

その結果シラスウナギは海からやってくるので日本だけではなく各国でもうなぎ資源が減少してきてしまいました。

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ヨーロッパうなぎが乱獲によって減少してしまい絶滅危惧種になってしまったことで価格が再び上がってきてしまいました。

国産うなぎと中国産うなぎの価格の違い

うなぎ

土用の丑の日になるとスーパーにうなぎが所狭しと並びます。

国産うなぎと中国産うなぎが主に売り場を占めていると思いますが値段倍近く違いますよね。

当たり前のように国産は高い・・・。

この二つの価格の違いは何なのでしょう。

 

まず店頭で販売されているうなぎのほとんどは養殖うなぎです。

この養殖の方法が国産と中国産では違います。

日本は暖かいビニールハウスの中で育てられています。

しかし中国では穴を掘った広大な池で育てられています。

温度の違いや泥による匂いなど、日本とは異なった環境でうなぎは育てられているようです。

環境の整ったところで育てられている国産のうなぎの方がコストも手間もかけられていることが分かりますね。

 

また中国はうなぎの稚魚の種類が日本のものよりも多いので、稚魚の確保がしやすいのも価格が抑えられる要因となっています。

日本で稚魚の確保が難しいときは中国から稚魚を輸入することもあるのですが、このとき高値で輸入しその後ビニールハウスでコストと手間をかけて育て上げるため結局高いうなぎとなってしまいます。

国産と中国産のうなぎ、食べたときの違いはどう?

うなぎ

では国産と中国産のうなぎ、食べたときの違いはどうでしょう。

一般的に国産は皮が薄めで小骨が小さく小ぶりなサイズとなっています。

逆に中国産は皮が厚めで骨も太くサイズも大きめ。

これは自然に近い環境で運動量が多いことからであると考えられます。

とは言っても結局は蒲焼きで食べることが多いのでタレの味に左右されることが多いようです。

たまに国内産と偽って中国産のうなぎを販売していた・・・なんてニュースも聞くことがあるので食べて見極めるのはなかなか難しいことなのかもしれませんね。

中国産の他に台湾産のうなぎを見かけることもありますが、こちらは稚魚が国産のうなぎを同じ品種なので国産のものと近い味だとも言われていますよ。

まとめ

 

うなぎが高い理由は漁獲量が少ないから、また完全養殖は技術やコストの問題で難しいからということがわかりました。

うなぎの蒲焼きの価格は昔から高価ではあったものの、養殖技術の発達や輸入の安定によりしばらく低価格が続いた時期もありました。

しかし稚魚の乱獲により漁獲量が減少、2000年代を過ぎた頃から再び高くなってしまったことがわかりました。

 

いつかうなぎが土用の丑の日の特別なもの、ではなくなる日が来るといいですね。

 

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