サラッとしてクセがなく、コレステロール0!健康志向な人も大注目のグレープシードオイル。
しかし、保存方法を間違えると大切な栄養成分まで失われてしまうことを知っていましたか。
そこで今回は食用だけではない!
グレープシードオイルの上手な保存方法や使用期限を紹介します。
調べて発見!美容オイルとしても使えるんですよ。そのあたりも一緒にご紹介します!
グレープシードオイルの上手な保存方法は?
そんな万能オイルはどのように保存すればいいのか。
普段使っている食用油は魚や肉のように目に見えて腐ることはありませんよね。
でも実は、開封していてもしていなくても時間が経つごとに風味や栄養が失われていくことを知っていましたか。
つまりオイルも腐る=酸化するのです!…私はあまり気にしていませんでした…
そこで、グレープシードオイルが酸化しにくくなる上手な保存方法を紹介しますね。
これはグレープシードオイル以外の食用油にも使えるので参考にしてみてください。
① 蓋を開けっぱなしにしない
② 涼しく風通しの悪い場所で保存(冷暗室があればなおよい)
③ 湿気の多い場所は避ける
④ 太陽の光が当たる場所は絶対にダメ
これらを注意して保存すれば、新鮮な状態をキープすることができます。
実は、グレープシードオイルはオリーブオイルなどほかの食用油よりも酸化しやすいオイルです。
でも、酸化しているかどうかは目で見てもわかりませんよね。
そこで、次にグレープシードオイルが酸化したらどうなるのかを紹介したいと思います。
グレープシードオイルは腐るとどうなる?
実際に酸化させるには数カ月かかるので、どうしたら酸化するのか調べたら「加熱すると酸化する」とあったので早速加熱してみました。
今回は出したてのオイルと5日間風通しのいいところに放置したオイル、1分間加熱したオイルで変化を見ようと思います。
出したてはもちろん、色の変化もなく匂もない新鮮なオイル。
5日目も同じく変化はありませんでした。触った感じもサラサラ。
ただ、1分間加熱させたオイルにはすぐに変化があらわれました!
加熱して少し経つと水のようにサラサラになり、揚げ物を揚げた時の独特なにおいが出てきました。
白い器に移してみると、色が濃くなっている!匂いも無臭ではなく揚げ油の独特な臭いが。
オリーブオイルを加熱してもこのような変化はないのに、なぜグレープシードオイルはすぐに酸化してしまうのか。
少し難しいのですが、できるだけわかりやすく説明しますね。
グレープシードオイルの栄養成分は約7割が「リノール酸」という、私たちの体の中では作ることができない「必須脂肪酸」の1つでできています。
このリノール酸が少し厄介な成分で、空気中の酸素とすぐ仲良くなりくっついてしまいます。(結合といいます)
こうしてリノール酸が酸素をたくさん取り組むことで酸化が早まるという化学反応が起こってしまうのです。
逆にオリーブオイルにはリノール酸があまり含まれていないため、熱を通してもすぐに酸化することがありません。
酸化したグレープシードオイルは食べても大丈夫?
答えからいうと食べない方がいいです!!
これは、酸化したグレープシードオイルにかかわらず、他の食用油も同じく酸化したら食べずに捨てましょう。
なぜなら、酸化したオイルの中には「過酸化脂質」という害を持った子(物質)が生まれるからです。
この過酸化脂質は体の中で、がんや動脈硬化を引き起こしたり、老化を進めたりと迷惑な事ばかり起こす厄介者なのです。
私…結構古くなった油、気にせず使っていました…。気を付けよう…
つまり、酸化した油は危険なので、酸化防止のためにも保存の仕方を徹底した方がいいですね!
さらにグレープシードオイルを買う時は次の2つのことを意識すると、さらに鮮度をキープすることができるので参考にしてみてくださいね!
① 容器はプラスチック製ではなく瓶タイプをチョイス(光を遮る加工がされた遮光瓶だとさらによい!)→プラスチック製は空気を通しやすいので酸化が進みやすいです
② 大量に買わずに1カ月くらいで使いきれる量をチョイス→量が多いと使い切る前に酸化してしまいます
グレープシードオイルの使用期間の目安
グレープシードオイルは酸化しやすい!そして酸化したオイルは口にしてはダメ!ということがわかりました。
さらに、揚げ物はオイルが高温になり酸化が進むためおすすめできませんが、無味無臭なので炒め物やドレッシング、パンやケーキなどを作る時に活躍しそうです。
では、実際どのくらいの期間で使い切るのがいいのか。
何度も伝えている通り、グレープシードオイルは酸化しやすいオイルです。
それを考えると、保存方法をしっかり守りながら1カ月ほどで使い切るのがベストです。
実際、何店舗か回ったスーパーで売っていたグレープシードオイルは全て遮光加工はされていませんでしたが、400mlから500mlの少量の瓶で売られていました。
そう考えると、「大量に買わない+長期間使わない方がいい」という想定で売られているのかな、とも思ってしまいますよね。
ネットなどでは「半年から1年持つ」「未開封なら大丈夫」などと載っているものもありますが、グレープシードオイルの栄養成分をしっかり調べると、酸化するのが早いオイルということがわかるので、個人的にはなるべく早く使い切ることをおすすめします。
グレープシードオイルの使い方
ここまで見てきたように、グレープシードオイルはにおいもクセもない万能オイルで揚げ物以外はいろいろな料理に使えるということがわかりましたね。
お家時間が増えて、パンやお菓子作りをする人が増えてるようで。
バターやホットケーキミックスが品薄とか😵
バターはオイルで代用できます。
このクッキーはバターの代わりにグレープシードオイル使用。#お菓子作り#バター代用 pic.twitter.com/gODtU3OLX8スポンサーリンク
— 花*恋(かれん) (@karen_soleil) April 27, 2020
バターの代用にもできるみたい!コレステロール0なのでダイエットしている時のおやつにもよさそう!
ただ、そんな良いことずくめなオイルですが一つ注意することがあります。
先ほども触れたようにグレープシードオイルにはたくさんの「リノール酸」が含まれています。
実はこのリノール酸はとりすぎ注意な成分と言われています。
普段は気にすることがほぼないですが、このリノール酸を摂取しすぎると、体の中で良い仕事をしている善玉コレステロールを減らしたり、花粉症などのアレルギー症状を引き起こす原因になると言われています。
さらに、このリノール酸は外食やコンビニ弁当、菓子パン、スナック菓子など、現代の食生活に多く含まれているので、普段の食生活に合わせながら上手にオイルを使うのがよさそうです。
グレープシードオイルを美容オイルとして使える?
そこで個人的におすすめしたいのが食用油としてではなく、美容オイルとしての使い方です!
実は、グレープシードオイルに含まれるビタミンEとポリフェノールは、しわやシミ、ニキビや吹き出ものなどのお肌のトラブルを改善してくれる効果があります。
また、保湿効果があるため、顔だけでなく全身のマッサージオイルや髪のケアオイルとしても使うことができるのです!
束子で体を擦るようになって、
2ヶ月くらい経つかなぁ?
途中から乾燥が気になりグレープシードオイルをお風呂上がりに塗るようにしたよ😌ツルツルスベスベ効果3割増し😊💫✨肌の露出もあまりなくて済む、日焼けの気にならない季節だから存分に出来ているのはある😌— 遊果/krsn (@yuuka_9047) December 18, 2019
ただ…オイルを顔や体に塗るとべたべたしないのか?と少し抵抗がありますよね…
そこで実際1週間使ってみました!
私の肌は混合肌で鼻回りや眉間は脂っぽいのに、他はカサカサ。特に今の季節はひどいです。
さらに敏感肌なので長く続くマスク生活であご回りに吹き出ものがたくさん…。
とてもマスクを外せる状況ではないです…。コロナだから外してはダメですけどね。
そんな問題だらけのお肌はどう変わるか。私は化粧水の後の保湿液の変わりに使ってみました!
朝と晩の2回、100円玉くらいのオイルを手にのせて、手の平で少し温めてから顔全体に塗ります。
オイルなのでサラサラとはしませんが、オリーブオイルのようなべたつき感はなく、「しっとりとした乳液」のようなつけ心地ですごく肌になじみます!
使ってから4日目くらいになると、お化粧ののりの違いにびっくり!
今までかさついていた場所に潤いが戻り、ファンデーションの伸びがすごくよくなりました!!
若干、毛穴も薄まったき気が…。
また、頭皮マッサージとして使うと髪の毛にハリとコシが生まれるとあったので、こちらも挑戦。
シャンプーをする前に500円玉ほどのグレープシードオイルを頭皮に揉み込むようにしてマッサージ。
とっても気持ちいい!そのあとは普段通りにシャンプーとリンスで洗い流します。べたつき感はありません。
1週間ほど続けていますが肌と違って髪の毛にはまだ変化はありません。
ただ、継続すれば何か変わるかも、と今後を楽しみにしています!
そもそもグレープシードオイルとは?
スーパーの調味料コーナーでは健康ブームの影響か色々な油やオイルが並んでいますよね。
王道のオリーブオイルをはじめ、えごま油や米油、あまに油に白胡麻油…
正直、何がどういいのかさっぱりわからず。
食用油について何も知らない私は、「健康にいい!」とお義母さんにすすめられたオリーブオイルをずっと愛用しております。
でも、オリーブオイルはクセがあるためだし巻き卵など繊細な味付けの料理に使うと、オリーブオイル独特の香りが残って料理の味が変わるんだよな、と思っていた矢先。
無味無臭!くせが一切なくサラサラとしたオイル「グレープシードオイル」の存在を知りました。
グレープシードオイルとはワインを造る時に残る「ぶどうの種」を絞ってオイルにしたもので、主にヨーロッパで多く造られているそうです。
「ヨーロッパ産のオイル」、言葉の響きだけでもおしゃれだ!と意気揚々とスーパーへ買いに行きました。
ただ、おしゃれオイルが日本のスーパーで売っているのか心配していたら、大手スーパーであっさりと発見。
お値段はピンキリですが、500mlのボトルで約500円から1000円くらいでした。
今回、私が購入したのはこちら。日清からも出ているんですね。
実は私、無味無臭のオイルなんてないと疑っていたのですが、においをかいでびっくり!
本当に無臭!色もほぼなく、手の甲に伸ばしてみるとサラサラとしていてオリーブオイルのようなべたつき感はほぼありませんでした。
これならば繊細な味付けの料理にも重宝するだろうし、ハーブやガーリックなど香りを楽しむドレッシングオイルにも最適!
肝心な栄養面を調べてみると、「動脈硬化」を引き起こす悪玉コレステロールを下げてくれる不飽和脂肪酸や、しわ・シミの予防になるポリフェノール・ビタミンEも豊富に含まれているとのこと!
使いやすさも栄養面もばっちりな万能オイルだったのです。
まとめ
グレープシードオイルは酸化しやすいため、「湿気がなく暗く光の当たらない場所で保存」「買う時は少量の瓶タイプで1か月ほどで使い切る」これらを意識すれば新鮮さをキープできます。
また、クセがないので揚げ物以外であれば、さまざまな料理に使えますが、大量に摂取すると健康被害の可能性があるので注意してくださいね。
食用・美容とどちらでも万能なグレープシードオイル。
個人的には外食やお菓子をよく食べるので、美容オイルとし使いたいと思います。
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