スーパーの缶詰売り場で見かけるコンビーフやスパム。
お肉の缶詰ってことは知ってるけど、使ったことがないという方も少なくないのではないでしょうか。
コンビーフとスパムの違いは何でしょうか?
価格や原材料に差はあるのでしょうか?
コンビーフとスパムのおいしい食べ方もご紹介します。
コンビーフとスパムの違いは?価格や原材料はどう違う?
コンビーフとスパム。一見似ていますよね。でも全くの別物なんです。
まずはコンビーフ。コンビーフを英語表記にすると「Corned Beef」。
直訳すると「塩漬けの牛肉」となります。
ただし、生肉をそのまま塩漬けにしたのではありません。
塩漬けした牛肉を蒸し煮にしてほぐし、ひき肉、食用油脂、食塩、調味料、発色剤などを加えて作られています。
日本では1950年代に国産のコンビーフが初めて販売されました。
特徴的な台形の缶に、「巻き取り鍵」と呼ばれるコンビーフ開封専用の鍵が付いているものが有名です。
ですが、近年の技術の進歩によって簡単に開けられるプラスチック容器の商品も増えてきています。
一方、スパムですが、実は「スパム」というのは商品名です。
正式名称はランチョンミートと言い、豚ひき肉に塩、砂糖、水、でんぷん、発色剤などを加えた加工品です。
このランチョンミートにアメリカの食品会社であるホーメル・フーズが「スパム」と名前を付けて売り出したところ、ヒット商品になったというわけです。
コンビーフとスパム、どちらも肉の加工品ですが、両者の大きな違いはコンビーフは牛肉、スパムは豚肉が主な原材料ということですね。
では、価格はどうなのでしょうか?
有名なメーカーのものを調べてみると、コンビーフは1缶80gで400円、一方スパムは1缶340gで600円ほどで販売されていました。
メーカーによっても違うと思いますが、コンビーフが100g当たり約500円、スパムが100g当たり約180円ですので、やはり豚肉を原料にしたスパムの方がリーズナブルですね。
コンビーフに関しては、国産牛100%使用の高級コンビーフなんかもあったりして、どんな味か気になります。
見出し2:コンビーフやスパムは生でもたべられるの?
コンビーフとスパム。どちらも赤い生肉のような色をしていますが、そのまま食べられるのでしょうか?
答えはYES。コンビーフもスパムも製造段階で加熱処理されているので、缶を開けてそのまま食べることができます。
なぜ赤い色なのかというと、どちらも発色剤である亜硝酸ナトリウムが使われているため、変色せずにフレッシュな色を保てているのです。
密閉後も加熱処理を行っているので、保存料を使っていなくても未開封の状態で3年ほどの賞味期限があります。
普段の料理だけでなく、緊急時のための備蓄品としても重宝しますね。
開封後は早めに食べるか、冷凍保存することもできます。
コンビーフのおいしい食べ方
さて、コンビーフやスパムを食べたことがないという人も食べてみたくなってきたのではないでしょうか。
コンビーフのおいしい食べ方をご紹介します。
①そのままで!
シンプルな材料で作られているため、クセがなく食べやすいのもコンビーフの魅力です。
ご飯にのせたり、マヨネーズを少しつけてお酒のおつまみにもなります。
②カレーや肉じゃがに
今日は忙しくて夕飯づくりが遅くなった。
そんな時はカレーや肉じゃがのお肉をコンビーフに変えてみましょう。
加熱されているので煮込む時間がかからず、いつもとは一味違ったおかずになります。
まずコンビーフを炒めてから、野菜を炒めるとコンビーフの旨味がよくしみ込んで美味しくなりますよ。
③サンドイッチやトーストに
コンビーフはパンにもよく合います。
レタスやマヨネーズと一緒にパンにはさんだり、食パンに載せてチーズとブラックペッパーをトッピングしてトーストするだけで豪華で栄養満点の朝食の出来上がりです。
スパムのおいしい食べ方
次はスパムのおいしい食べ方です。
①スパムおにぎり
スパムと言えばこれは外せないですね。
ハワイが発祥のスパムおにぎりはスパム料理の定番です。
作り方はシンプル。
スライスしたスパムの両面を焼き、薄焼き卵、マヨネーズと一緒にご飯の上に載せて海苔で巻くだけ。
スパムの缶にラップを敷き込みご飯を入れてから作ると綺麗な形になりますよ。
子供も大好きな味ですね。
②スパムのゴーヤーチャンプルー
沖縄では「ポーク」と呼ばれて親しまれています。
沖縄料理の代表格、ゴーヤーチャンプルーをスパムで作れば、ごはんもビールも進むこと間違いなしですね。
③スパムのポテトサラダ
ハムやベーコンの代わりに、大きめに切ったスパムがゴロゴロ入ったポテトサラダはいかがですか?
スパムは表面をカリカリに焼くとよりおいしくなりますよ。
スパムにしっかり味がついているので、調味料も少なくてよさそうです。
まとめ
コンビーフとスパムの違いはコンビーフは牛肉、スパムは豚肉を使っているということですね。
常温で保存できて、缶を開けてそのまま食べられて、しかもおいしい。
どちらも優秀すぎます。
常備しておけば、おかずやお弁当作りに困ったときの強い味方になってくれそうです。
いろいろな使い方を見つけて、レパートリーを増やしてみてくださいね。
コメント