うなぎといえば、「土用の丑の日」。
おいしそうなうなぎがスーパーに並びます。
私も大好きなうなぎです。
最近は、漁獲量が減って、高値で売られているので、気軽に買えなくなりました。
それでも、栄養満点のうなぎをふんぱつして、子どもに食べさせたいと思うのが親心です。
でも、何歳から食べさせられるのか?初めて食べるときに、何に注意すればいいのか?骨はどうするのか?の疑問が浮かびますよね。
この記事では、それらの疑問に対しての対処法をご紹介します。
うなぎは何歳から食べさせられる?
うなぎは、栄養価が高く、夏バテ防止としても食べられます。
子どもにも食べさせたいけれど、何歳から食べさせられるのか分からなかったので、調べてみました。
結果、○○歳からO.Kという明確な答えはありませんでした。
だいたい2歳代くらいからなら食べさえても大丈夫かな、ということです。
なぜ、はっきりとした答えがないのかというと、各ご家庭により考え方に差があるためです。
1歳代から実際に食べさせて、問題がなかったという方もおられるし、1歳代は小骨やアレルギーが心配で食べさせるのに躊躇される方もおられます。
このような理由から、よくかんだり、小骨に気を付けることが出来るようになる2歳代位からなら食べさせられるという結論になりました。
うなぎを初めて食べさせるときの注意点アレルギー、味付けなど
うなぎアレルギー
次に、初めて食べるときに注意したいのが、アレルギーです。
うなぎを食べてアレルギー症状が出るのかということについて解説します。
うなぎアレルギーを起こす人は、非常に珍しいですが、うなぎアレルギーは存在します。
アレルギーの症状は、全身のじんましん、のどのかゆみ、口中やくちびる、顔が赤くはれたりします。
アレルギーにより、ぜんそくやのどの腫れが症状として出ることもあります。
このアレルギーの原因は、魚介類に含まれる「パルブアルブミン」というタンパク質です。
特に、小さな子どもはタンパク質を分解する力が未発達なので、アレルギー症状が出やすくなり、注意が必要です。
うなぎそのものではく、味付けのタレの材料やさんしょうが原因によるアレルギー症状が出ることもあります。
うなぎの味付け
タレの濃い味付けにも注意が必要です。
小さな子どもは、豊かな味覚の発達のために、薄味をこころがけなければいけないそうです。
また、濃い味は、小さな子の腎臓に負担がかかります。
その他に、養殖ウナギに使用された成長ホルモン剤が子どもの体内に蓄積され、成長に悪影響を及ぼす可能性もあるそうです。
うなぎを食べさせるときの注意点を以下にまとめます。
- うなぎは、外国産のものより安心できる国産のものを選ぶ。
- 食べるときは、薄味にする。
(うなぎを熱湯に通すか、レンジで温めて、キッチンペーパーで表面のタレをふきとって、タレなしか少量のタレで食べる。)
- アレルギー症状が出ないか注意しながら、少量ずつ平日の午前中に食べさせる。
(じんましんなどのアレルギー症状は、食べてから1時間以内に起こることが多いので、病院の開いている時間がいいでしょう。)
うなぎを初めて食べるときの注意点 骨はどうする?
大人には柔らかくて、骨までおいしいと感じられても、子どもには小骨が口の中でチクチクして食べにくいと感じてしまいます。
小さな子どもに食べさせるときは、小骨はしっかり取りのぞいてあげたいですよね。
ただ、うなぎの小骨をすべて取りのぞくのは不可能です。
ピンセットで1本1本取りのぞくのですが、大変です。
ここで、骨が少なくてやわらかいうなぎの選び方を紹介します。
- おなかの部分の幅や厚みのあるふっくらとしたもの。
(天然よりも養殖の方が骨が柔らかいそうです。)
- うなぎの表面に穴や線がたくさんあるもの。
(穴や線は、骨を取りのぞいた跡だそうです。)
小さい子ども向けのうなぎを使ったレシピ
ではここで、小さいお子様向けのレシピをご紹介します。
「うなぎのまぜごはん」
材料:うなぎのかば焼き 1/6枚、ごはん 子ども1人分、きゅうり 1/8本、卵 1/8個、すりごま、きざみのり 少々
作り方:①きゅうりは、スライサーで薄くスライスし、少量の塩でもんでおきます。
- 卵は、炒り卵か錦糸卵にします。
- うなぎは、切る前に熱湯を通してからレンジで温めます。
- うなぎの皮をとって、細かく刻みます。
- 小骨があるようなら、取りのぞきます。
- 温かいご飯と、その他の材料を混ぜ合わせて、きざみのりを散らせば出来上がりです。
このレシピなら、小さなお子様でも安心して食べられそうですね。
うなぎのいろいろ
そもそも、なぜ土用の丑の日にうなぎをたべるようになったかご存じですか?
時代は江戸時代にさかのぼり、うなぎ屋が、夏にうなぎが売れないことを平賀源内に相談したところから始まったそうです。
相談された平賀源内は、「本日、土用の丑の日」と大きく書かれた看板を店先に置くように知恵を貸しました。
それで、うなぎ屋は、「土用の丑の日に、『う』のつくうなぎを食べると、精が出て、夏を乗りきることが出来ますよ。」という説明をして、お店は大繁盛したそうです。
平賀源内が、日本の身近な習慣を作り出していたなんて、びっくりです。
まとめ
以上のことから、うなぎは、だいたい2歳ころから食べられるということが分かりました。
初めて子どもに食べさせるときの注意点は、アレルギー症状が出ないか少量ずつ食べさせること、味付けは薄味にすること、小骨はできるだけ取りのぞくこと、国産のものがのぞましいということでした。
色々な注意点があるので、うなぎを食べさせるのは、離乳食が完了する2歳くらいが安心だと思いました。
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