秘密のケンミンSHOWで現代の名古屋名物?!「きしころ」紹介されます。その魅力に迫りますよ。
名古屋名物!といったら、ひつまぶし、手羽先、味噌カツに、きしめん!
とまだまだありますが、最近は「きしころ」も人気なんですよ。
秘密のケンミンSHOWで、名古屋めし絶滅危惧グルメを救え!と、きしめん復活の救世主?!として紹介されますよ。
「きしころ」ってなに?
それでは、名古屋の名物「きしころ」ってなんでしょう?
冷たいつゆをかけた、きしめんのことを言うそうです。
きしめん、きしころ、なんとなく似てるような?!
でもなんで、「ころ」なんでしょうね。
ころは、冷たくても香り高い露=香露(考露)からきているそうです。
丸めた白玉うどんを丼に「ころっ」と転がすように入れて、つゆをかけて出していたとも言われているそうです。
「きしころ」いつ頃から、名物になったのでしょうか。
名古屋名物のきしめん、実は深刻なきしめん離れで地元ではあまり人気がなくなっていたんだそうです。
これでは、名古屋名物と誇るきしめんが、人気低迷で名物ではなくなってしまうのではと危惧されたのです。
そこで、2015年からは、毎年7月から8月の2か月に渡り、「きしころスタンプラリー」ときしめん復活に向けてのイベントを始めたそうです。
ちなみに、今年は33店舗が参加したということです。予想を上回る評判だったようですよ。
名古屋の美味しい「きしころ」のお店
チトセ屋
チトセ屋のメニューには、赤と白があるんです。
何が赤とか白なのかと言いますと、汁なんです。
醤油の色がバッチリ出たお汁の、「きしころ赤」。
白醤油仕立てのお汁が、「きしころ白」。
どちらも浅くて広い感じの器に花かつおがたっぷりと、のっかってきます。
普通は、赤汁仕立てで、白汁が食べられるところは少ないようです。
しかも両方が食べられるのは、ここだけなのではと言う貴重な「きしころ」だそうです。
名古屋市営地下鉄桜通線、高岳駅から徒歩5分のところにお店はあります。
駅中のきしめん食べました😊
何回もリピートしてます😄 pic.twitter.com/WtcFEVWmp7— Yamamoto Eight (山本エイト) (@eight_yamamoto) September 15, 2021
シンプルに!
きしころーー pic.twitter.com/xIYFYsW6HD
— たー爺 (@mizuno0324death) September 18, 2021
えび天、のってるのも美味しそう!
きしめん美味いすよね……
きしころ……えび天……
エスカのやぶ福というお店も
美味しいですよ
#イケ爺 pic.twitter.com/645rtxxnDM— 企画部 (@0118Kikaku2) September 19, 2021
そして今年は、ユニークな新開発・創作「きしころ」も話題になりました。
星ヶ丘製麺所
まずは、「星ヶ丘製麺所」。
名古屋でも人気のうどん店の店主2人が、きしめんを復活させるために始めた店なのです。
2021年5月にオープンしたばかりなのですが、連日満席状態が続いたほどの人気店だそうです。
幅広のきしめんに白醤油ベースの白つゆとすだちのトッピングでさっぱり食べられるのが特徴。
麺は、透明感があってツヤツヤ、それでいてもっちりしている。
なんと冷凍麺を使用しているんです。
なぜに冷凍麺だったのかというと、実は、手打ちのきしめんは、とっても扱い難くんだそうです。
そこで「安く、幅広く、安定して」提供できる機械打ちを採用。
といっても妥協できるハードルを下げたわけではなく、最良のクオリティが出せるよう、様々な工夫がなされているのです。
そして、茹でるのも大変なのがきしめん。
茹でて、洗って、また温めてという一連の調理こそが職人技なのだそうです。
ですが、冷凍麺を使うことで誰でもが安定して、一定のクオリティを出すことができるとなったのです。
「きしめん」を広めるための熱意がこもっていますね。
大久手山本屋
お次は、「大久手山本屋」さん。
味噌煮込みうどんの有名店からの独立店の特徴を活かしたメニューがあるんです。
その名も、辛味噌きしめん。
きしめんのさっぱり感と八丁味噌のこってり感が同時に味わえるメニュー。
おろししょうが、ラー油、ゴマダレが別添えされ、”味変”を楽しめるのだそうです。
さっぱりしながらもパンチがある逸品に仕上がってます。
きしころが通販できるお店は?
ところで、そんな「きしころ」、通販などでお取り寄せできるのでしょうか?
きしめんのお取り寄せ通販は、たくさんあるのですが、今のところ「きしころ」として、スープまで付いてくるものは、「星ヶ丘製麺所」のみでした。
「星ヶ丘製麺所」のきしめんは、店頭での物販コーナーもあります。
麺にこだわった末での冷凍麺の採用なので、もちろんお持ち帰りもできるようになっています。
冷凍きしめんを始め、赤つゆ、白つゆなどお汁の冷凍もあります。
雑貨や調味料などもあり、いずれネットでの販売が始まり、全国どこでも食べられることになるのでは?と期待できそうです。
|
|
「寿がきや」きしめんのカップラーメン登場!
そして、愛知県代表の寿がきやさんからは、きしめんのカップラーメンが9月6日に発売になりました。
その名も、「名古屋駅でおなじみのきしめん」。
つるっとしたのどごしともっちりとした食感が特徴の幅広い生タイプきしめんを使用。
めんの上で踊る削り節、香り立つスープ、気軽に本格的なきしめんをお湯を注ぐだけで楽しめるようです。
名古屋までは遠くて食べに行けないけど、という方は、試してみる価値はありそうですね。
|
まとめ
名古屋名物としてのきしめんは知っていましたが、「きしころ」と言うのは、初めて聞きました。
幅広だけど、薄っぺらい感じのきしめんですが、意外ともっちり、つるっと食べられるのが特徴だと思います。
腰のある太いうどんとはまた全然違って、さらっと食べられるので、冷たくしたら、さらに夏にぴったりの麺ですよね。
それぞれのお店で志向を凝らした看板「きしころ」メニューがあるようです。
たくさんありすぎて、食べきれないくらいですね。
来年にはさらにパワーアップして、また新しいお店も増えているかも?
さらにおいしい「きしころ」に出会えるチャンスもありそうですね。
コメント