辛い大根の見分け方は?辛い部分はどこ?甘くする方法も調査
スーパーで大根を買う際、傷や腐っている部分がないかだけ確認して適当に選んでいませんか?
そして食べてみると、とても辛い大根だったという経験はありませんか。
特に生でサラダとして食べるときは甘い大根がいいですよね。
お子様がいる場合は、辛いとなかなか食べさせるのも厳しいかと思います。
そこで今回は、辛い大根の見分け方を紹介します。
あわせて、大根の辛い部分はどこなのか、辛かった場合の甘くする方法も調査してみました。
これで美味しく大根を食べましょう!
辛い大根の見分け方は?
まず始めに辛い大根の見分け方を紹介します。
スーパーで辛くない大根を見分けることができれば、調理に合わせて好みの大根を購入することができますね。
それでは外見から見分ける方法です。
それは、ひげ根の配列を確認するようにしましょう。
ひげ根というのは、大根にぽつぽつと小さな凹みの部分のことを言います。
このひげ根が一直線に並んでいると辛くなく、斜めになっていたりバラバラに並んでいたりすると辛いという証拠です。
こんな簡単に見分けることができてしまいます。
なぜこのような違いがうまれてきてしまうのかというと、実は大根の辛さは育てられた時のストレスが関係してきます。
ストレスというのは土の硬さで変わってきます。
ストレスが少ない、つまり土が柔らかいと大根が真っすぐ成長し、この凹みも真っすぐと並ぶことができます。
しかし、ストレスが多い、土が硬いと大根がねじれながら成長し、凹みが不規則になってしまうということです。
同じ畑でも、土が柔らかいところ、硬いところとできてしまうため、様々な辛さの大根がスーパーに並ぶのです。
ちなみに、それ以外にも夏に採れる大根は辛く、冬に採れる大根は甘いと言われています。
夏の時期は暑く、畑の水分が少なくなり大根にストレスがかかりやすいみたいです。
逆に冬の時期は、寒さで凍ってしまわないように養分を糖分に変えて自分自身を守ろうとするからです。
冬の大根はおでんなどの煮物に使うことが多いため、甘いと嬉しいですよね。
大根の辛い部分はどこ?
次に大根の辛い部分はどこなのか解説します。
辛くない大根の選び方はお分かりいただけたかと思いますが、だとしても大根1本の中にも辛さが場所によって変わってきます。
葉っぱに近いほど甘く、先端の方が辛くなっています。
この辛み成分は、イソチオシアネートというわさびなどの鼻をツンと抜けるものと同じです。
人によって、サラダや大根おろしは辛い方を使ってアクセントにしたいという方もいるので、その場合は先端を使い、辛いと食べられないという方は葉っぱに近い部分を使うと良いでしょう。
また、先端部分はすじが多めなので、シャキシャキした食感を出したいキンピラに向いています。
おでんなどの煮物は甘い部分を使った方が断然美味しくなるので、葉っぱ近くを使うと良いです。
辛い大根を甘くする方法
では調理する際に大根を甘くする方法も紹介します。
皮を厚めに剥く
1つ目は皮を厚めに剥くことです。
先ほど紹介したイソチオシアネートという辛み成分は皮の近くに多く含まれています。
つまり、皮を厚めに剥いてしまえば辛みを和らげることができるのです。
勿体ないと思うかもしれませんが、この皮は綺麗に洗って、千切りにしてキンピラや漬物にして私はよく食べています。
薄切りにして水や空気にさらす
2つ目は薄切りにして水や空気にさらすということです。
玉ねぎも同じようにして辛みを抜きますよね。
それと同じように大根も薄く切ったり千切りにして水や空気にさらすことで、辛みを和らげることができます。
大根おろしを甘くおろす方法
大根おろしを甘くおろす方法です。
イソチオシアネートは細胞が壊れることで辛みを増します。
すると、ゆっくりとおろす、斜め45°でおろす、この2つが大切になります。
この2つの方法でおろすとイソチオシアネートは壊れにくいです。
それでも辛いという場合は、電子レンジで15~30秒程加熱してみても良いでしょう。
イソチオシアネートは熱が加わることで、辛みが和らぎます。
その後、冷たい料理と食べたい場合は粗熱を取って冷蔵庫で冷やしてから食べると美味しくいただけます。
まとめ
今回は辛い大根の見分け方、辛い部分はどこか、甘くする方法を紹介していきました。
辛い大根はひげ根が不規則に並んでいる大根でした。
また、辛い部分は先端に近づくほど辛く、葉っぱに近づくほど甘いです。
甘くする方法としては、皮を厚めに剥いたり、水や空気にさらす方法がありました。
大根おろしを甘くするには、ゆっくりと斜め45°でおろすことが大切です。
私もなんとなく大根を買って、今回の大根は辛いなと思いながら食べていましたが、今後は辛くない大根を選ぶことができそうです!
料理や好みに合わせて大根を買って、美味しく食べましょう!
コメント