柏餅は何歳から食べられる?食べさせるときの注意点!もちの代用レシピもご紹介
こどもの日に食べる和菓子といえば柏餅。
子供の健やかな成長を願った縁起菓子なので、お子さんと一緒に食べたいという人も多いはずです。しかし、柏餅はあんこ入りのお餅なので、喉に詰まらせないか慎重になりますよね。
そこで、柏餅は何歳から食べられるのかについてまとめています。さらに食べさせるときの注意点やもちを代用したレシピをご紹介したいと思います。
柏餅は何歳から食べられる?
柏餅を食べさせていい年齢は、歯が生え揃う3歳前後だと言われています。
歯は生後8ヶ月から生え始め、3歳までに上下20本全ての歯が生えそろうと言われています。
まず初めに下の真ん中の歯が生え、その次に隣の歯、上の真ん中の歯、隣の歯と順に生えていきます。乳歯の中でも最後に生えるのが一番奥の歯です。
この一番奥の歯は、食べ物を細かくすりつぶす役割があるため、弾力のある餅を食べる時に生えそろってないと喉に詰まらせてしまう危険性があります。
3歳で奥歯が生えているお子さんでも、よく噛まずに詰め込む癖がある場合は、急いで柏餅にトライするのは避けたほうがいいでしょう。
お子さんがご飯を食べながら、口に詰め込みすぎて「オエッ!」となる瞬間を見ることってありませんか?
それが粘着性のある柏餅だと喉で詰まり窒息の危険性があって怖いですよね。
お子さんや高齢者が餅を喉に詰まらせる原因の一つは、飲み込む力が弱いことであると言われています。
詰め込みや丸呑みを未然に防ぐために、大人の言うことを理解できるということも柏餅を食べさせる大切な判断条件になります。
私達大人でさえ、お腹が空いたときに慌てて食べると喉に詰まりそうになることがありますよね?
お子さんが甘くて美味しい柏餅を無心で頬張って食べているときに、「ゆっくり食べてね」という声かけは非常に重要な注意喚起になります。
そのためにも保護者の言うことを理解することができるようになってから食べさせる方が安心でしょう。
つまり、3歳は目安であるため、歯が全て生えそろい、よく噛んで飲み込むことができる、大人の言うことを理解できるなど、お子さんの成長を見ながら柏餅を与える時期を考えることも大切です。
柏餅を食べさせるときの注意点!
お子さんの食べるときの癖を把握し、歯が生えそろったことをチェックしたから今年こそは子供と一緒に柏餅を食べたい…。
しかし、長年食べていてもときどき餅が喉に詰まることはよくありますよね。
お子さんに柏餅を食べさせる前にもう一度注意点を確認していきましょう。
お子さんが柏餅を食べるときは必ず保護者の方がそばにいて見守るようにしてください。
隣にいるとつい「おいしい?」と話しかけたくなりますが、おしゃべりはお子さんが柏餅を飲み込んだあとにしましょう。
噛んでいるときや飲み込むときに話しかけるとむせやすいと言われているので、会話をするタイミングに注意を払う必要があります。
あんこ入りの柏餅は甘くておいしいのでパクパク食べてしまいがちです。子供の喉は大人より細く、直径1cm未満と言われています。
柏餅は手のひらサイズで小さいですが、お子さんが食べるときは一口サイズに切り分けてください。
また、餅は粘着性があるため、通りを良くするために食べる前にはお茶や水で喉を潤わせてあげてください。
子供が食べやすいもちの代用レシピもご紹介
餅は通常のお米より粘り気の強いもち米を使用しているため粘着性があります。
特別な日に食べる機会が多いもちをお子さんだけ食べられないというのはちょっと可愛そうですよね。
もち米を他の食材に代用することで、べたつきを抑えたもちを作ることができます。
では、小さいお子さんでも安全に食べられるもちの代用レシピをご紹介しましょう。
じゃがいももち
じゃがいもを潰して片栗粉と混ぜるだけで簡単に仕上がります。チーズを中に入れると、もちもちトロ〜リとなるのでお子さんのおやつにぴったりです。
豆腐もちの雑煮
用意するのは絹ごし豆腐(200g)と片栗粉(60g)です。すり潰して混ぜ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱します。取り出して混ぜ、ラップをかけなおし2分加熱し再び混ぜたら完成です。お好みの大きさに丸めたものを器に入れ、具と汁を入れると雑煮の出来上がりです。
雑煮以外にもきなこやあんこをかけたり、海苔に巻いたりアレンジ自由に楽しむことができます。
まとめ
柏餅は何歳から食べられるのかについて解説してきましたが、目安年齢はあっても決まりはないようです。
子供の成長は個人差があるので、お子さんの様子や食べるときの癖を見て、いつから食べさせるか判断してくださいね。
柏餅を食べさせるときは必ずお子さんのそばで見守るようにしましょう。
家族一緒に柏餅を食べ素敵な時間を過ごした記憶は、きっとお子さんの思い出の1ページになるはずです。
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