5月5日はこどもの日。
こどもの日といえば、こいのぼりと柏餅ですよね。
端午の節句が近づくと、おいしそうな柏餅がお店に並びます。
ついつい手に取って、買ってしまいます。
さぁ、食べよう!
という時に、子どもから、「お餅が葉っぱにくっついて食べにくい!この葉っぱは食べられるの?と聞かれたことがあります。
今回は、そんな疑問、柏餅をべたべたせずに食べる方法や、葉っぱは食べられるのか、一手間でおいしい食べ方、上手な保存方法についても紹介します!
柏餅のはっぱがくっつく!!べたべたせずに食べる方法
柏餅のはっぱが、おもちにくっついて、はがしにくかった経験はありませんか?
柏餅のはっぱを上手にはがす方法は、以下の2通りです。
- 柏餅を水にさっとくぐらせて、ラップに包んでレンジで温める。
- 指先を水でぬらしてから、ゆっくりと少しずつはがす。
実際に、①の方法で試してみました。
お餅からはっぱが、つるんとはがれて、はっぱの香りも楽しむことができました。
レンジで温めるので、お餅がやわらかくて、おいしかったです!
レンジのないところでは、②の方法だと水さえあればできるので、いいですね。
柏餅のはっぱは食べられるの?
柏餅のはっぱは食べられるのか、の答えは、一般的には食べないものとされています。
柏餅のはっぱを食べたことのある方ならわかると思いますが、はっぱは、筋が硬くて、少し苦く、
あまりおいしいものではありません。
食べて害のあるものではないので、絶対に食べてはいけないというわけではありませんが、食べない方がいい理由が二つあげられます。
- 桜餅のはっぱと違い、もともと食べることを目的に作られていないから。
- 食感が悪く、消化も良くない。
これらの理由から、柏餅のはっぱを食べることは、あまりお勧めできません。
特に、小さいお子様や、高齢者の方は、おなかをこわしてしまったり体調に影響がでると心配です。
柏餅のおいしい食べ方
おいしい柏餅。
いただいたり買ってきたりして、置いておくと、かたくなってしまいますよね。
そんなかたくなってしまった柏餅をおいしくいただくには、
- 電子レンジで温める…柏餅のまわりを少しだけ水でぬらして、ラップにくるみます。600wで20秒ほどですが、かたい場合は、10秒ずつ追加します。
- 蒸し器で蒸す…柔らかくなって、出来立てのようになります。
- はっぱを取って、お餅をフライパンで焼く…外はカリッと香ばしく、中は柔らかく仕上がります。
- はっぱを取って、お餅をトースターでほんのり焼き色がつくまで焼く…手軽にアレンジが楽しめます。
私は、お餅をフライパンで焼いてみました。
外側がキツネ色になるくらい焼くと、食べたときに「カリッ」と音がするくらいサクッとして、中身もほんのりあたたかくて、柏餅とは別物の和菓子になりました!
柏餅のかたくならない保存方法
柏餅のかたくならない保存方法を紹介します。
当日中に食べられる場合は、常温で保存しておくのが一番です。
水分が蒸発しないように、ラップでおおって、なるべく空気にふれないようにするのがいいでしょう。
2日ぐらい持ちますが、時間がたつとだんだんかたくなってしまいます。
冷蔵保存も同じように、だんだんかたくなります。
お勧めなのが、冷凍保存です。
冷凍するときは、柏餅をはっぱごと一つ一つラップに包んで冷凍庫に入れましょう。
食べる時は、自然解凍していただきましょう!
固くなった柏餅を柔らかくする方法。日持ちはどのくらい?冷蔵冷凍方法
柏餅のはっぱの役割
次に、どうしてお餅をはっぱでくるむのか、その理由について説明します。
- 香りを楽しむ
柏の葉を巻いて蒸すと、ふんわりいい香りがします。
- 抗菌作用
葉には、「オイゲノール」という殺菌作用の成分が含まれます。
昔は冷蔵庫がなかったので、長く保存するために、抗菌作用のある葉で巻いています。
- 保湿効果
ラップの代りとして、葉でくるむと、水分の蒸発を防ぐことができます。
- 手が汚れるのを防ぐ
お餅を葉でくるむことにより、食べる時に指がべたべたするのを防ぎます。
- 「家系が絶えない」、「子孫繁栄」の願いを込めて
柏は、新芽が出るまで古い葉は落ちないという特徴のある植物です。
そのことから、「子孫繁栄」の願いを込めて、端午の節句のお餅に巻いて、縁起のいい食べ物になったそうです。
ここからは、柏餅に関する豆知識を紹介します。
柏の葉っぱの表と裏、どちらで巻くかで違いがありました。
葉っぱの表は、なめらかでつるつるしています。
裏は、けば立ってざらざらしています。
お餅を、葉っぱの裏が上になるように巻くと、中身は小豆あんで、表が上にいくように巻くと、中身は味噌あんだそうです。
中身が一目で分かるように、使い分けしているんだそうです。
私は、知らなかったのでびっくりしました!
柏餅の葉っぱってなかなか見つからないんですよ。
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まとめ
以上のことから、柏餅を食べる時に、手がべたべたしない食べ方は、
柏餅を水にさっとくぐらせて、ラップをしてレンジで温めるか、指先を水でぬらして、はっぱをゆっくりとはがす方法があるということが分かりました。
また、柏餅のはっぱは、一般的には食べないものとされています。
かたくなってしまった柏餅をおいしくいただくには、レンジや蒸し器で温めると、出来立てのようによみがえります。
フライパンやトースターで加熱すると、違ったおいしさを楽しむことができます。
柏餅を当日中に食べられない場合は、冷凍保存が一番です。
そうすると、固くならずに保存できます。
端午の節句のお祝いに、みんなでおいしい柏餅をいただくため、上手な食べ方、保存方法など是非参考にしてください!
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