お茶には沢山の種類がありますが、あなたはどんなお茶が好きですか?
体の健康を維持するために手軽に栄養摂取できるお茶は、とても万能な飲み物のひとつだと思います。
今回は、身近でもよく見かけるコーン茶について紹介していきます。
コーン茶とは?
乾燥させたトウモロコシの実を炒り、お湯で煮出したお茶のことです。
韓国では、昔から親しまれている健康茶で、甘味があり、香ばしくて癖がなく、さっぱりとした味です。
カフェインもタンニンも入っていないので小さなお子さんでも飲むことができます。
コーン茶の1日摂取量
1日の摂取量に決まりはありませんが、コーン茶にはカリウムが含まれていて、カリウムには利尿作用があるので、飲みすぎには注意しましょう。
副作用はありません。
コーン茶の効果効能は?
コーン茶には、食物繊維、カリウム、鉄、ビタミンE、リノール酸、βカロテン、ナイアシン等の栄養が含まれています。
それぞれの効果効能を紹介します。
食物繊維は、腸内環境を改善する、血糖値の上昇抑制
カリウムは、むくみの改善・予防効果や高血圧の予防
鉄は、貧血予防、免疫力アップ
ビタミンEは、美肌効果、がん予防、動脈硬化予防、アンチエイジング、冷え性改善
リノール酸は、動脈硬化予防、心疾患予防、高血圧予防、悪玉コレステロールの減少
βカロテンは、視覚の暗順応効果、皮膚粘膜の健康維持
ナイアシンは、不眠症の改善
等、うれしい効果が沢山含まれています。
コーン茶の効果的な飲み方
鍋ややかんに水を入れ、沸かします。
沸騰させたお湯の中にティーパックをいれて、さらに弱火で10分煮出します。
ポットに入れて完成です。
コーン茶は、蒸らすよりも煮出した方が美味しいと言われています。
冷やして飲んでも美味しいですよ。
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コーン茶の手作りの仕方
まずは、1か月程日陰でトウモロコシを乾燥させます。
カラカラになったトウモロコシの実をフライパンへ入れ中火で15~20分炒ります。
こんがり茶色く色づいたら、炒った実をお茶パックにいれ、熱湯で煮出せば出来上がりです。
1か月も待っていられないという方は、オーブンで乾かしてみましょう。
芯から粒を外し、クッキングシートを敷いた天板の上にくっつかないように散らして、100度で2時間半ほど焼いたら粒を箸などで混ぜ、焼き色を見ながらさらに加熱していきます。
香ばしい香りが漂い、粒がこんがり茶色くなったら完成です。
作ったものは、3か月~半年程保存できるので、蓋つきの密閉容器にいれ、乾燥剤を入れて、湿気ないように保管しましょう。
コーン茶には、“実”のお茶と、“ひげ”の部分を使ったお茶の2種類があります。
ひげのコーン茶は苦味や薬のような味わいですので、お好みで飲みましょう。
また、ひげにもカリウムや鉄、ビタミンB1,ビタミンE等の栄養が豊富に含まれています。
そのまま捨ててしまうのは勿体無いので是非飲んでみましょう。
ひげのお茶を飲む時は、まず洗って1日天日干しにし、ひげを3㎝くらいにカットします。
その後、フライパンの弱火で乾煎りしましょう。
大体均一の焦げ茶色になり、香ばしく甘い匂いが出てきたら、お茶パックに入れて、沸騰したお湯を入れて15分程蒸して完成です。
コーン茶にプラスアレンジ
身体を温めたい時は、コーン茶に生姜を混ぜてみましょう。
ちょっと味が苦手な時は、コーン茶に牛乳を加えてミルクティー風にしてみたり、はちみつを入れ、自然の甘さをプラスしてみましょう。
飲むのに飽きてしまったら、コーン茶をゼリーにして食べてみましょう。
お茶の選び方
まずは、自分の求める栄養素が含まれているものを見つけましょう。
美容の効果を期待するのであれば、ルイボスティーやマテ茶。
健康に気を配りたい人は、食物繊維が豊富なごぼう茶を選ぶと良いでしょう。
できれば有機栽培された原料を使用したお茶や、保存料・甘味料などの添加物が極力含まれていないものをえらぶのが良いでしょう。
また、お茶は、栽培された土地の環境を受けやすいので、原産地の確認をしましょう。
特定の産地で採れた茶葉を使用したお茶は品質も安定しています。
まとめ
コーン茶は、タンニンもカテキンも入っていないので、小さなお子さんでも飲むことができますが、少し独特な香りと味がするので、
はちみつや牛乳を加えて味を変えてみたり、クッキーやプリン等お菓子にして摂取しやすくすれば、手軽に取り入れられることができるのではないかと思います。
コーン茶もひげ茶も家庭で手軽に作ることができ、長期間保存が効くので、普段の料理に加えるなどして無駄なく有効活用出来るということが最大のメリットだと感じました。
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